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水耕栽培の良さ 技術習得が早い!

植物工場で葉物野菜を生産

著者の水耕栽培の経験として、閉鎖型植物工場で葉物野菜(レタス、ベビーリーフ、マイクログリーン、エディブルフラワー等)を3年、果菜類(トマト、メロン)を1年やってきました。土耕栽培は家庭菜園レベル程度でしかやったことがないので、経験値レベルでの比較はできませ んが、水耕栽培ならではの良さを紹介します。

作物の栽培を考える時に、土耕栽培や養液土耕(点滴土耕)の施設栽培では”地上部”と”地下部”を分けて考えます。地上部とは、葉、茎、果実のある植物体と、温度や湿度、二酸化炭素、日射量等の周辺環境を指します。地下部とは、根であり、培地温度、土壌水分量。肥料濃度等のことを指します。

これらの多くの要素をバランスさせながら最適な管理を日々を行います。いつのどの管理が原因で、この植物の状態になったのかは、長年の経験と勘、膨大な知識が必要です。また、土耕栽培であれば、土作りが命と言われるほど、微生物が無数にいる土を上手に作るには長年のかかります。

一方で水耕栽培は、地下部の管理がほぼ”不要”、というより、”できない”と言った方が適正な表現かと思います。根が水に浸かっているため、植物は水を吸いたいだけ吸える状態にあります。よって、天気によって、「今日は晴れたから水を朝からたくさんあげよう」、「曇りだけど、昨日の夜温が高くて水が少ないから、ちょっとだけあげよう」などを考える必要がありません。

いい植物をつくる上で、地下部の要素をほぼ除くことができるため、作物の状態の因果関係が分かりやすいです。また、水耕栽培は栽培期間が短い葉物野菜やトマトなどの低段密植栽培に向いており、1年に何度も作付けができるため、経験を積みやすいです。

水耕栽培は失敗しても、養液を入れ替えるだけなので、家庭菜園でも比較的早く習得が可能です。土耕栽培が難しいなと思った方は、是非、水耕栽培にチャレンジしてみてください!

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